ブランド設立の前はどのような活動をされていたのかお聞かせください。
20代の大半を過ごしてきたサンフランシスコから帰国し、いくつかのブランドの生産や営業、ディレクションに関わっておりました。ブランドの立ち上げのきっかけは、7×7のお店をオープンする事になり、慣れ親しんだサンフランシスコをテーマにした自分自身の世界観を表現するため。
設立から現在、あるいはこれから先も一貫して大切にしていることはありますか?
物から発する強さを感じてもらいたく、クオリティーの高さと安定性を保つため、生産先の方々とのコミュニケーションを含め、あらゆる関係性を大切にしております。
ファッションを好きになった一番はじめの記憶はなんですか?
東京から帰ってくる叔母の服装に刺激を受けていました。当時はブランド名もまったく知りませんでしたが、全盛だったYoji Yamamoto、COMME des GARÇONSを着こなし、地元では見たことのないスタイリングが、小学生ながら頭に残っております。デザイナーになろうと決めた理由とは関連ありませんが。
自身にとってのヒーローやミューズはいますか?
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ブランドの洋服に袖を通す方々と洋服を介した対話ができるとして、コレクションから感じてほしいこと、思い、メッセージなどはどんなことが挙げられますか? また、ファッションデザイナーとして幸せを感じる瞬間はどのようなときですか?
街中でSEVEN BY SEVENを着てくれてる人にお会いすることでしょうか。純粋に嬉しいですね。
激動の2020年に制作が進められた2021S/Sコレクションにおいて、特に力を注いだことをお聞かせください。
新型コロナウイルス感染症によりたいへんな状況になりましたが、だからこそ、いつもと変わらないメンバー、生産先と改めて手を組み、いつもと変わらない物作りを進行してきました。今回は、着ていただいてからより “リアル” に感じられるコレクションになっているのではないでしょうか。
差し支えなければ、2021S/Sの制作中に触れた本、漫画、写真集、映画やドラマ、音楽などを教えてください。
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今回のために制作を手掛けられたアートワークと一点もののアイテムについてご解説ください。
SEVEN BY SEVENが、ブランド立ち上げ当初から定番としている古着ジーンズの再構築に改めてフォーカスをあてました。今までは、パンツ類の展開を中心として作製しておりましたが、今回はジャケット、また、セットアップの提案できるようにパンツも併せて作製を進めました。たいへん好評のRooster King &Co.とコラボレーションバッグも、同様に再構築デニム資材から作製されています。
ちょっとだけ寄り道をさせてください。もしも、タイムマシンがあって、一度だけ、どの時代にも、どの場所にでも行くことができるとしたら、どこのどんな場面に向かいますか? 1000年前でも、100年後でもかまいません。
1年後。
洋服以外でデザインしてみたいプロダクトはありますか?
プロダクトではないですが、ガーデニングに興味があります。以前渋谷にあった7×7の店舗の庭も植栽をし直して、気持ちの良い空間作りをしました。居心地の良い空間で時間を過ごしていただくことの大切さを感じています。